読書記録11:中尾豊『Google AdWordsで集客・売上をアップする方法』(ソーテック社出版、2014年)
中尾豊『Google AdWordsで集客・売上をアップする方法』(ソーテック社出版、2014年)を読了しました。GoogleアドワーズはGoogleが提供するインターネット広告サービスです。Googleは検索エンジンとして世界最大のシェアを誇っていますが、収益のほとんどはGoogleアドワーズを中心とした広告によって稼ぎだされているのです。広告から高収益を得ているのは、表示広告の効果が高いからだと言われています。
検索エンジンの検索結果やアクセスが多く集まる人気サイトというのは、人目につきやすい・広告に関心を持ってもらえる確率が高い場所と考えられます。そういった場所
に広告を出せるということは利用確率が上がると予測できます。Googleアドワーズの広告はクリックされない限り広告主への広告費用は発生しません。また、Googleアドワーズを使ってリスティング広告を打てば、KW選択をして必要料金を支払えば簡単に検索上位に表示させられるため、時間をかけられない場合においては早い段階で成果を得られると考えられます。
KW選定において無視できないのが、競合分析です。検索KWごとの競合分析は、3C分析が効果的だと書かれていました。
3C分析
①Customer(市場・顧客)
②Competitor(競合)
③Company(自社)
抽出した検索KWで検索結果を調べることにより、どんな競合が存在しているかを知ることが可能です。ここでの競合とは、広告表示・オーガニック検索すべてを含みます。競合分析をする際に、以下項目を調査する必要性があると書かれていました。
1、広告文
2、ランディングページ
3、コンテンツ分析
4、オーガニック検索結果に関しての分析
5、title
6、meta keyword
7、meta description
8、コンテンツ分析
ユーザー目線で捉えると、検索結果の文字表示や画像情報でクリックするかどうかの意思決定を行います。企業側からすれば、例えば何らかの商品だったとしたら、そこから購入するという意思決定にまで誘導するという対策が必要になってきます。
中尾豊『Google AdWordsで集客・売上をアップする方法』(ソーテック社出版、2014年)を読了してみて、Googleアドワーズの活用に至るまでの経緯や実際の運用での対策に関しても知ることができ、すごく面白かったです。本書の内容すべてをここに紹介することはできませんが、読みやすく理解しやすかったので、今後も手元に置いて振り返りたい内容でした。